2011年10月11日

神奈川県の最高峰、蛭ヶ岳

近頃トレイルにどっぷりはまりつつあるnakaやんさんにおともして、神奈川県の最高峰、蛭ヶ岳へ行ってきました。「日本人なら富士山に登れ」なんてセリフをどっかで聞いたことがありますが、nakaやんさんいわく、「神奈川県民ならまず蛭ヶ岳へ!」らしいです。


湘南ホノルルマラソン倶楽部・男子会メンバー、右からアキさん、nakaやんさん、私の3人で行ってきました。スタートは秦野ビジターセンター(大倉バス停)です。

蛭ヶ岳は丹沢の奥深いところにあるので、ハイキングだと大倉バス停から6時間以上かかりそうです。でもここはトレイルランナーの強み、軽量、快足で進みます。


朝7時、大倉バス停を出発して塔ノ岳山頂へ到着。2時間弱で着きました。私たち、散々おしゃべりをしながらですから、まあいいペースですね。


塔ノ岳から丹沢山へ向かう路、紅葉がはじまり秋らしくなってきてます。


丹沢は奥深くっていいよな~・・なんて話をしております。


丹沢山のまわりは極上トレイル、クマザサの路を軽快に行きます。


見通しの良い、大きなアップダウンの尾根沿いの路、素晴らしい~!


振り返ってもいい感じです。


右後ろに蛭ヶ岳。だいぶ近づいてきました。なぜかグラビアアイドル風のnakaやんさん・・・


さらに進むと鬼ヶ岩。この岩の間からきれいに蛭ヶ岳が望めます。


岩場を下って最後のひと登り~~


蛭ヶ岳山頂、1,672.7メートルに到着。
ここまで4時間弱でした。途中、速いトレイルランナーさんにもぬかされましたが、まずまずでしょう。マラニック気分ですから。山頂は十数人のハイカーさんでにぎわっていましたよ。


30分ゆっくり休憩の後、来た道を戻ります。


もう一度鬼ヶ岩付近の岩場を登ります。これ、すべっておちたら大変なことに・・・じゃすまないか・・。


nakaやんさん、やっぱりなんかしてしまうのね。


帰り道も極上トレイル!


もっと紅葉が進むと、秋の山につっこむようなランになるんだろうな~。また来たいなあ・・。


この後、丹沢山、塔ノ岳へと戻り、大倉尾根をかっ飛ばして下山。人気の尾根で人が多いので、十分注意して走らなければいけませんが、ほんとにいいコースです。大倉~蛭ヶ岳間、おすすめです。  


Posted by キタキタ at 21:03トレイルランニング

2011年10月03日

大会デビューにいかが?富士山麓トレイルラン

行ってきました、第5回富士山麓トレイルラン。

この大会はトレランのすそ野を広げ、たくさんの人に楽しんでもらおうという姿勢があらわれていて大変いいです。トレランの大会デビューしよう、という方にはもってこいだと思います。
私も昨年、この大会でトレラン大会初出場しました。
トレランの大会ってどんなんだろう・・と期待わくわくで。

スタートは走力別に50人ずつ順次スタートするウエーブスタートで、トレラン大会にありがちな渋滞は回避。
少々てごわいアップダウンと、稜線沿いの軽快な道。
距離はロングでも18キロと長くもなく短くもなく、(ショートは9.5キロ)
給水は3~4カ所とこの距離にしては十分。
トレイルと景色もまずまず。欲を言えば、もう少し展望が開けたところがあったらいいのにな~と…。


ウエーブスタートの様子。(第1ウエーブの人たちがスタートしたところ)
昨年のことを思い出しながらスタート。最初っからこんな急坂あったか~?と思ったり、つらい記憶は忘れていくものだと感じました。


最初の登り坂のところに 「やったぜ!登りだ」
小細工が洒落てます。

18キロのランはあっという間に終わり、少々物足りない感が・・・
(ものすごく速く走ったのではなく、感覚的にね) でも一生懸命走りましたよ。
帰りは高速のパーキングで好きなもの食べてぷらぷらと帰りました。けっこうこれも楽しみなんですよね。  


Posted by キタキタ at 20:35マラソン大会・トレイル

2011年09月25日

箱根外輪山、トレラン一人前コース!

箱根のおいしいところを丸ごと、一気に楽しめる箱根外輪山を走ってきました。

芦ノ湖の南、箱根峠をスタートして、外輪山を時計回りに、三国山、丸岳、金時山、明神ヶ岳、明星ヶ岳、搭ノ峰、そしてゴールは箱根湯本駅。箱根ならではの風景を楽しみながら、極上のトレイルロードが楽しめる、超おすすめのコースです。ただ距離は32キロと長いので、エスケープルートなども要確認のこと。町のいたるところに温泉があるのも箱根のおいしいところですヨ。

このコースはランネットトレイルの、トレイルコースのコーナーでも紹介されています。「制覇できたら一人前のトレイルランナー」なんてタイトルで。で、私はこのコースを「一人前コース」と言っています。



今回は湘南ホノルルマラソン倶楽部・男子会のメンバーで行きました。左からキドッピーさん、アキさん、アッキーさん、nakaやんさん、そして私の5人です。

箱根湯本駅から箱根町行きのバスに乗り終点へ。そこから道なりに進み、道の駅・箱根峠まで約1キロ歩きます。


道の駅のすぐ前にトレイルの入口があります。


樹林帯をぬけ、まず最初の「お~っ」という声がでるところ、海の平にでてきました。
見通しがとてもいいところですが、この時期は草丈が高く今一つでした。


外輪山の西側は、芦ノ湖スカイラインが並行しています。けっこうバイクが飛ばしてます。


少し行くとドライブインまであります。トレイルを走るのに気分的にちょっとがっかり。


ドライブインのお店の裏にこんな看板が。「絶景」
絶景なのか・・じゃ、見に行こう!と少しコースをはずれ一同で登ります。


お~っ!素晴らしい絶景!
何度かここは通ってるけど、こんなにきれいな見晴らし台があったとは。


最初の山、三国山へ向けて続く細いトレイル。静かでとてもいい道です。


三国山山頂(1101m)に到着。
見晴らしはまったくなし。右側、作り物の丸太、後ろ側に山頂の表示があり、見落としやすい。


先日の猛烈な台風の影響で、足元は吹き飛ばされた落ち葉だらけ。数日間の大雨の後で、泥まみれを覚悟してたのですが、ぬかるみなんかはほとんどなし。むしろ程よく湿ってびっくりするほどトレイルの状態がよかったです。


しばらく下って湖尻峠が見えてきました。舗装路を渡り、山の右側に見える道を登ります。


急坂なのでゆっくり登ります。


振り返ると、登って来た道と芦ノ湖が一望です。


笹の道を登ります。


長尾峠を過ぎ、次の山頂、丸岳(まるたけ・1156m)の電波塔が見えてきました。


丸岳付近の景色も最高です。
箱根の町と富士山がよく見えるポイントなのですが、この日は曇り。コース全体でも富士山を楽しめるはずだったのですが、今日はお預けとなりました。


金時山の麓、乙女峠へ。なだらかな道が続き気持ち良く走れますよ~!


乙女峠を過ぎ、金時山山頂へ。金時へ登る道ならではの、ゴロゴロとした石が増えてきました。


金時山山頂(1212m)に到着~。ここでおおよそ半分です。
え~、山頂の様子や風景を写した画像がありませんので、nakaやんさんのこの決めポーズで。(石原裕次郎世代!?)晴れた日は富士山がすそ野まできれいに見える、人気の山です。


で、山頂での記念写真はこのマサカリを持ってネ!金太郎伝説の山ですから。


金時山を後にし、矢倉沢峠へ降り、明神ヶ岳を目指します。ここからはアップダウンの繰り返し。後半ということもあって、疲れているときついです。後ろには箱根峠からずーっと走って来た尾根が見えます。けっこうな距離ですね~。


振り返って金時山に別れを告げます。


さあ、ひと登りすると笹のトンネルをゆくジェットコースターの道です。


止まらない止まらない~


火打石岳(988m)を過ぎたところ。右上の尾根、明神ヶ岳が見えてきました。めっちゃ気持ちよさそうな尾根でしょ~?


その前にひと登り。


尾根沿いは最高~です。金時山(一番右側)もどんどん遠くなってきました。


秋の気配、ですね~。山頂までもう一息。


明神ヶ岳山頂(1169m)に到着。


次の明星ヶ岳へ、またジェットコースターのようなアップダウン。


明星ヶ岳付近。後ろは宮城野へ下る分岐点です。


陽も暮れかかっています。急げ急げ~。


結局ゴール前に陽も落ちてしまい、最後は携帯電話で足元を照らしながら下る始末。皆さま、無理はせず、時間に余裕を持って安全なトレランをお楽しみください。

しかし、慣れた山でヘッドライトと手持ちのライトがあれば、真夜中トレイルも楽しそう~いつか行こう・・・とひそかに思っているのでした。  


Posted by キタキタ at 08:50トレイルランニング

2011年08月30日

2000m級の山々!美ヶ原トレイルラン

8月27日「第一回美ヶ原トレイルラン&ウオーク in 長和」(長野県)に参加してきました。

この週は雨続きで天候が危ぶまれましたが、なんとか曇り空で無事開催。前日、私が神奈川から長野に向かった後、関東はバケツをひっくり返したような大雨が降ったそうです。


会場はブランシュたかやまスキー場。
参加者は五百数十名とのこと。女性の方が多かったです。

ゲレンデの最下部、スタート地点はすでに標高1380m。
開会式、各山頂は晴れ間もあるとのことで、皆さんから笑顔がこぼれます。なんたって景色は最高のお楽しみですからね。


朝10:00スタート!
32キロもあるトレランなのに、なんでこんなにスタート時間が遅いのかな。前泊した宿の同部屋の方が“地元の人が配置に着いたりするのに時間をみてのことでしょう”と推測。私は町おこしの大会だろうから、もう一泊させようとしてるんじゃないかと・・・。

まあ、そんな話はさておき、まずはゲレンデの頂上まで標高差400mを登ります。大会案内ではゆるやかな登り・・・とありましたが、途中から坂がきつくなり、汗もダクダク。早速足にきた~。


ゲレンデ山頂から最初の山、ゼブラ山を目指します。
ツルッツル滑る石が点在して足元注意!しかも草に隠れてたりして気が抜けません。


ゼブラ山から鷲ヶ峰までは歩行区間。
なんでも自然保護区なので、道が荒れないか今年はチェックする必要があるそうなのです。


歩いて歩いて進みます。
スタッフの方の「ナイスウォークです!」という声援、よかったです。


振り返ると、おー、いい感じ~。


鷲ヶ峰山頂、1797m。ここまでガレ場続きでした。


和田峠に降りてきて、12キロ過ぎ地点、第1エイドに到着。
エイドステーションには、水、コーラ、バナナ・・・と説明にはあったけど、コーラはなかったぞ。
そしてまたエイド後ろのゲレンデみたいなところを登り、三峰山を目指します。ここからの登りはきつかったな~。一歩一歩が重たい。


登って、登って~こんなのの繰り返しー。


晴れてたら景色よかったんだろうなー。霧が吹き抜けると一気に体が冷えます。天然ミストシャワーで気持ち良かったです。急速冷蔵みたい。


お、ここは記録証に載ってたところではないか。


記録証の写真。晴れてるとほんときれいだったんだろうなあ。


第2エイドステーション。半分を過ぎたところです。
水だけのエイドですが、冷たくっておいしかったです。茶臼山への登りがキツイからがんばって!とはげましていただきました。きついのか~・・・。ちょっと気が重くなりながら、この大会、もっとも標高の高い茶臼山2006mを目指します。


山頂まで2キロの表示。山で登りの2キロは長いぞ~。
この後はもう写真を撮る余裕なし。今思えば、こういうところをちゃんとレポしなきゃいけなかったのに・・・


山頂に到着~。皆さん一時休憩です。


山頂をこえて美ヶ原へ。
ゴロゴロした石と、牛のでっかいウンチに気をつけながら進みます。


あたり一面緑の大地・・・とうたわれていた美ヶ原の景色は霧でかすんでます。


美ヶ原のシンボルの搭もかすんでます。霧の中、観光客の方々が鳴らす鐘の音がよく響いてました。


最後のエイドに到着~。


水、バナナ、おやき、ジャガイモなど。冷たいぜんざいがおいしかったです。


2カ所目の歩行区間です。
途中、観光客の方から距離を聞かれこたえると「32キロも歩くんですか?」・・・違うよ日が暮れちゃうよ。


最後の山頂、物見石山へむかいます。


物見石山山頂。ここへの登りは楽でした。
大きな石がたくさん積み上げられてました。これを越えればもう登りはない、と思っていたのですが、その後何度かアップダウンを繰り返しました。


前夜祭で主催者さんが、最後の下りのために足(の体力)は残しておくように、とおっしゃってました。かなりテクニカルなコースだということでしたが、岩場、ガレ場、しかもすべりやすい道で想像以上にテクニカルです。


慎重に進みます。


その後何度かアップダウンを繰り返し、下りの連続へ。
フカフカの道、ぬかるみの道、クマ笹の道を抜け林道に入ります。林道は4キロくらい、そしてゴールまでの舗装路が2キロくらい。とにかく最後は気持ちよくって飛ばしました。


大会の距離表示と腕時計のGPSの表示が、30キロ近くから、え~っと思うくらい合わなくなった。GPSの表示は最後は36キロに。走った感覚ではGPSの距離は正確じゃないかと。32キロ以上は絶対あったぞ。

ゴール後、サービスの温泉につかってさっぱりし、シャトルバスで会場へ戻り、車を運転して帰ってきました。中央道を走りながら、なーんか後味悪いな~と思いながら。歩きすぎだったよなあ・・・。
この大会も来年リベンジか。  


Posted by キタキタ at 06:21マラソン大会・トレイル

2011年08月18日

鍋割山荘の鍋焼きうどんを食べるぞ!の巻


14日の日曜日、湘南ホノルルマラソン倶楽部の男子会(勝手につけた)メンバーで、鍋割山(なべわりやま)山頂にある鍋割山荘のうどんを食べにいくことにしました。鍋割山は丹沢山系の一つ。鍋割山荘の鍋焼きうどんはけっこう有名です。

しかしなぜこの一番暑い時期に鍋焼きうどん?
今回このメンバーで走るのは初だったので、なんか目的があったほうがおもしろいかな~、なんてノリだったかと・・・。

コースは大倉バス停~西山林道~鍋割山~塔ノ岳~三ノ塔~大倉バス停です。
写真は大倉バス停スタート後の西山林道です。


何カ所か沢を通ります。沢の水を頭からかぶると気持ちいい~。


林道から本格的なトレイルに入るところで、ヤマビル対策、蛭よけスプレーを吹きかけます。その名もヤマビルファイター。直訳するとヤマビルの戦士?


ここは道かいな? 沢のように岩がごろごろ。


きれいな杉林の中を行きます。
木の根がむきだしの登りで、走っていけるところではありません。


まだか、まだかと思いながら長~い登りが続きます。
途中、私が知ったかぶりをして「もう少しですよ!」と言ってしまい、それからが長かった・・・ごめんなさい。
もうムシムシして暑いんです。途中会ったハイカーさんたちも汗だくでしたね。


暑い暑いと言いながら、山頂(1272m)に到着~。
いきなりうどんを食ってるようですが、到着してからかき氷を食べようか、うどんを食おうかと散々迷いました。到着するハイカーさん達は次々と炭酸飲料とかき氷をご注文! 絶対かき氷だよな~、と言いながらも、しばらくすると体も冷え、腹も減り、うどんを食う気満々に!


鍋割山荘の鍋焼きうどんです。
山の上でこれだけのうどんが食えるのは幸せ、おいしい!


他にもいろんなメニューがありますよ。


腹もいっぱいになり、もう帰ろうか~、なんて冗談も言いながら次の塔ノ岳(1491m)を目指します。
鍋割山~塔ノ岳間は極上のトレイルです。きれいなブナの森に、心地よい風が吹きぬけます。空は雲が多く、日差しがでたり、隠れたり・・・。


塔ノ岳山頂が見えました。
きれいな青空に展望を期待!


う~、雲が多くて眺望はほとんどダメでした。
山頂はたくさんのハイカーさんでにぎわっていました。


そしてお楽しみ、下りの続く三ノ塔尾根を目指します。
日差しがでてきて暑い~


と思えばいきなり雲の中・・・。天然ミストシャワーが超気持ちいいです。


途中、こんな鎖場もありますが、鎖がしっかりしていて登りやすいです。


三ノ塔(1204m)に到着。
避難小屋があるだけでした。陽もささなくなって景色は楽しめず。


三ノ塔からは下るだけ。
階段と木の根、石ころだらけの道が続きます。けっこう走れるって聞いたのですが、私の思っていたのとは違いましたね。疲れて力がでなかったのか、2度ほど足首をグキッといきそうになりました。


萩山林道に出てきました。
ここからは風の吊り橋(大倉バス停)まで舗装路を突っ走ります。


風の吊り橋に到着~。は~やれやれ・・といったところです。
この後は秦野の温泉、湯花楽でお風呂につかり、さっぱりして帰りました。

  


Posted by キタキタ at 20:30トレイルランニング

2011年08月08日

不老山、一番乗りはクモの巣だらけ


朝8:00、御殿場線に乗って静岡県の駿河小山駅にやってきました。
駿河小山駅から明神峠、湯舟山、不老山を走ろうと思いましたが、明神峠へ向かう途中、道を間違えてしまい1時間半のロス、なんという方向音痴・・・・。
う~、駿河小山駅から9:00発の明神峠へ行くバス(画像)を待って素直に乗っていけばよかった・・・。このバスは次回利用しよう。


ここは駅前の通りを右へ数百メートル進んだところ。
ここの踏切を渡った右手に健康福祉会館ふじみセンターがあります。後ろに見えるは、雪化粧をしていない夏の富士山です。


健康福祉会館ふじみセンターです。
ここに地図では「ゆ」のマークがあったのでちょい見てみると、すでに事情によりやってないとのことでした。

そして、ここにいた男性が、丹沢湖にぬける世附峠が通行止めになっていることやら、不老山へ登るにも通行止めのルートがあることを教えてくださいました。ありがたや、ありがたや・・。

予定していたルートを変更して、小山町が推進している(たぶん)、富士箱根トレイルの一部であるルートで不老山へ直で登ることにしました。この富士箱根トレイルというもの、箱根町の金時山から足柄~不老山~湯船山~三国山~富士山須走口五合目へと続くコースです。(小山町の町おこしの企画でしょうね) 


ふじみセンター前の橋を渡り、交差点を右方向へ進みます。
登山道へはこの商店の先、川のあるところから入れます。私はこの商店の隣から入りましたが、この先から入った方がわかりやすかったかと。


住宅地の中、沢沿いを行くと富士箱根トレイルの看板が。


最初は薄暗~いトレイルです。
ちょっと怖いなぁー熊が出てきたらどうしよう・・・・あーっ、熊鈴忘れた!
ここ、ただでさえ人がほとんど通らないっていうのに、これは怖いぞ~


ず~っと続く杉木立。
この杉木立の中って、クモの巣だらけ! 誰も通ってないのがよくわかります。木の枝を片手に、魔法使いのように前でクルクルさせて、クモの巣をはらいながら進みます。ちょっとバカっぽい・・・。

そしてクマさんに出会わないように、いち、に!いち、に!と声を上げながら進みます。はずかしいので、どうか山ガールさん達とは出会いませんように、と思いながら・・・


山頂まで2キロ、登りがきつくなってきました。


少々見晴らしのいいところ、山頂に到着と思いきや、200メートル手前の見晴らしスポットでした。でも展望狭し。このあたりの分岐で、はじめてハイカーの方に会いました。


こちらが不老山山頂。
見晴らしは今一つ。季節にもよるのでしょうが、ここに来るまでも見晴らしのいいところはなかったかと。


通行止めの案内もはってありました。


ここから山市場方面へ下ります。
わかりづらいですが、けっこう急な下りです。


鹿柵ぞいに行きます。
特にこのあたりはクモの巣がひどい! 油断すると顔面でクモの巣につっこんで、うっぷっぷ!! 頭もクモの糸だらけ。


番ケ平に到着~。
この近辺でやっと二人目のハイカーさんに会いました。私の進行方向から来たはずなのに、私はクモの巣にひっかかる、ひっかかる! ハイカーさん、うまくよけて来たね?


途中、崩落してるところが。
これは危険ですねー。足元に気をつけて進みます。


その先にはさらにひどい崩落地帯が!! 絶対突破は無理。
ここは迂回路がありました。さぞや他の通行止めのところもひどいのでしょう。


杉木立は続くよどこまでも~


登山道をでてきました。
棚沢キャンプ場前から降りてきた山を振り返ります。走りやすいトレイルでよかったけど、展望がほとんどなくて、ちと残念でした。


その後は舗装路を走り、清水橋を渡り、JR谷峨駅を通過。


旧道76号線を通って山北駅へ向かいます。
サイクリングの集団と何組もすれ違いました。ほぼ同じルートの国道246号線より断然交通量が少なく安全でした。


ゴールはここ!JR山北駅前にある山北町健康福祉センター。
3階にさくらの湯というお風呂施設があります。なんと400円! さっぱりして帰りました~。


今日の走行距離、ロスした分も入れて28キロほどでした。  


Posted by キタキタ at 21:35トレイルランニング

2011年07月27日

南伊勢町、五カ所湾沿いを走る

ちょっと早い夏休みで、家族で伊勢・南志摩に行ってきました。
いや~ところ変わればですねー。
伊勢湾のおだやかな海、
潮の香りのする道、
あ、女子高生のスカートが長めなのも、気になりましたね。


旅行先でランニングをするのも、楽しみのひとつです。
今回は宿泊地から近い、五カ所湾沿いの国道260号線を走ることにしました。

とりあえず湾の西側にある鶴路山(かくろさん)を登って、五カ所湾を一望したかったのですが、登山口が見つからない。いい加減な覚え方だったので、トホホ。山は諦めました。


スタート地点、鶴路山と関係ありそうだった鶴のモニュメント?


地図はあるけど色褪せて見えません。別の場所でも色あせて見えない地図があった。


その裏てに、鶴の顔のついた水場が。けっこうな数のカニに占領されてました。山に道路にいたるところカニだらけ・・・。

さらに奥には石碑がありましたが、行く手をさえぎるようにでっかいスズメバチが威嚇してきました。かなりやばそうだったのですぐさま退散。


このパンツのせいもあるかも。
以前も山でスズメバチが何度も体当たりして来ることがありました。黒い衣服や髪の毛を見て熊と間違っているという一節も。山でスズメバチにあったらかなりしつこいです。黒い衣服と頭を狙ってきますからね。私は黒い衣服は着ていかないようにしてます。


通りがかった神社の写真をおさえてく・・。


国道260号線。


右手に五カ所湾を見て進みます。


眺め、といえることろはありません。
山の上からだとよく見えそうだったのですが・・・。残念。


地名は普通には読めないところばかりです。ちなみに「神津佐」と書いて「こんさ」と読むようです。


志摩スペイン村への表示も。けこう近くです。


ほどほどにアップダウンがあり。


このあたりは開通して間もなそうですね。ん~車も少ないしのんびり走れます。


小高いところから五カ所湾を一望です。


この日の距離、16キロほど。
ん~、かなり走ったつもりなのに。知らない土地は思った以上に時間がかかるし、体力も消耗しますね。  


Posted by キタキタ at 07:11マラニック

2011年07月20日

茅ケ崎~搭ノ岳、意外と近い

丹沢山系のひとつ、搭ノ岳には何度か足を運んでいます。

ふと、茅ケ崎市(神奈川県)の自宅から、乗り物を使わずに行ったらどうなるの?と思い距離をグーグルマップで調べてみました。意外や意外、電車とバスを乗り継いで行っていた、登山口の大倉バス停まで24キロほどしかありません。ゆっくり走って体力温存すれば行けそうだ・・・暑そうだけど。

で、今回は、プラプラゆっくり走っていくことにしました。
スタートは朝4:44でした。(7月18日です)陽が昇るとほんと体力もたないですしね。


1号線、茅ケ崎市と平塚市の境、相模川にかかる馬入橋より丹沢を望みます。


すぐに平塚八幡宮の前を通過。八幡宮交差点を右に、秦野方面へ向かいます。


東雲橋交差点を右に曲がり、金目川沿いの県道62号線を行きます。平塚は広いな~、同じ所とは思えない・・・


子どもたちが好きだった短編アニメ「川のねずみ」にでてくる風景のよう。ご存じ?
そんな住宅地ときれいな川が一緒にあるわけないじゃん!って思ってたのですが、まさしくこんな感じだ。


秦野に入ってきました。
天候は薄曇り、時々晴れで日差しが柔らかい分、助かりました。水分もこまめにとりながら、キロ7分程度で走ってます。


秦野駅前を通過。ここから水無川沿いにしばらく行きます。


河川敷内に遊歩道がありましたが、小刻みなアップダウンでちょい疲れます・・。


ふう~、大倉バス停に到着~。
ちょうど24キロでした。ここで自販機で飲料を補給していざ、搭ノ岳へ。


8:30、バス停前の道路を進み登山道へ。
大倉尾根を登る人気のルートですが、階段、ガレ場、急登でとてもトレランを楽しめる路ではありません。比較的短い距離で標高をかせげるのが魅力です。そうそう、大腿筋を鍛えるにはとてもいいです。


しばらくは杉の木立の中を行きます。


見晴らし茶屋さんを過ぎると、ガレ場の急登がはじまります。


ところどころ平らなところがあって走れるところも。
涼しい風が吹いてきたので斜面をのぞきこむと・・・


丹沢らしい風景が姿を見せました。


しかしその後は眺望もなく、階段階段・・・


また階段~
あ、足にきてる。夏場に来たのははじめてなのと、ここまで走ってきた疲れが・・。身軽なトレイルランナーのつもりがハイカーの方々と同じペースに。途中、ランナーの方が軽々と抜き去って行きました。


そしてガレ場~


下りのときに少々手ごわいガレた階段。


後ろを振り向くと、絶景なり~。
がんばって登ったご褒美って感じですね。(まだ先は続くけど)


別の絶景ポイント。
富士山が見えるポイントなのですが、今日はまったく見えず。


鍋割山からの登山道との合流点に到着。
ここを右へ登ります。ここまでくると山頂はもうすぐです。


山の中はヒグラシの大合唱。小さな小さなぬけがらがたくさんありました。


山頂付近にはこんなのもいますよ。
人を恐れないシカさんたちです。山ヒルを運んでそうで怖いな~。


おー!山頂が見えた。


山頂に到着~。
風が冷たくって寒い~。しかも汗でびしょぬれのシャツにパンツがさらに冷える~。


眺望も今一つですね。
冬にきたときは富士山と南アルプスがきれいに見えました。

この後、早く下山したかったので来た道を戻りました。大倉バス停で終了~(お昼過ぎくらいだったかな)。 私はまだ通ったことがありませんが、ランナーには三ノ搭をまわって下るルートがおすすめなようです。


くだった後のご褒美にコーラ。着くまでは我慢してました。
甘い飲料は力はでるのですが、長く続かない気がするので。


旅のお供はGPS付時計のアレスGPS。この日の距離、約38キロでした。
精度はまだまだだな~と思うことが多いんですよね・・・。搭ノ岳1491m登ったはずが、最高高度996mって記されてるし。  


Posted by キタキタ at 06:05マラニック

2011年07月11日

海を見て走るぞ。真鶴半島一周~小田原駅

関東も梅雨があけましたね。
日中暑いときに大汗かいて、しかも海を見ながら走ったら気持ちいいだろうな~なんて思い、神奈川県西部の真鶴(まなづる)へ向かいました。でもそんなのは早朝だけでした。陽が昇るにつれ暑いのなんの・・。

一周8キロくらいの真鶴半島があり、短いコースを走りたい方にはオススメ。物足りない方は2周、3周とどうぞ! アップダウンもありいいトレーニングにもなりますよ。


朝7時、JR真鶴駅をスタート。


駅前の商店街を行きます。
この先、すぐに右へ分かれる坂を登ります。半島を反時計回りに進みます。
(ただなんとなく・・)


少し行くと眺めのいいところが。


木陰はひんやりして心地いいです。


やたらといるカラス。警戒してるのか、鳴いてうるさい


岬へ向かう分岐点に到着。
左側の小屋みたいなのはトイレです。半島の所々にトイレがあって困りませんね。


岬へ向かう舗装路の隣にお林散歩道なんてものが。ここは行くでしょう。


ちょこっとトレイル


すぐに舗装路に合流


右側は海岸、左は森。潮と木々の香りを同時に味わえました。


岬の駐車場に到着。片道4キロ弱。


海と空が一望です。


すぐとなりの番場浦海岸。磯遊びによさそう。


さあ、真鶴駅方面に戻ります。
カーブの先に海、こんな風景すきですね。


港町に出てきました。


港町というと、猫!
だいたいどこもふてぶてしい奴が多いよな~。

真鶴駅手前で急坂があり、ほどよい負荷がかかります。
この時点ではまだ日差しも少し柔らかかったので元気でした・・


真鶴駅から小田原方面にむかいます。
線路沿いに数百メートル進み、踏切をわたり内陸部へ。ふくらんだ海岸線の道を走らず、ショートカットするような道のりです。タイトルとは反しますね・・


お~、日中も外灯が点いてる道を行くと・・


坂続きの住宅地へ。
しまった~・・グーグルマップで検索して、最短コースだったけど、うかつでした。
海から内陸に入って行けば小高くなるよな。


はるか下の方に海沿いの国道が見えます。
かなり登っちゃったな~。


暑い~ 写真で見ると気持ちよさそう・・
暑くて暑くて、歩きと小走りの繰り返し。


その後も国道沿いを避け、アップダウンのある住宅地を抜け、根府川駅に到着。(海沿いの国道は路肩が狭くて危ないんだよねー)
冷た~いスポーツドリンクを一気飲み。でも冷たいものを飲むといつも力が抜けてしまいます。この後はずっと歩きです。


早川駅だ。見落とすところだった・・。

この後も小田原駅まで歩いて終了~。
けっこう疲れたのに距離にして25キロほど・・・。暑いと体力奪われますね。

海を見ながら走って思ったのは、“海につかりたい~”
次の休みは、家族で真鶴の海水浴場に決まりです!

  


Posted by キタキタ at 12:48マラニック

2011年07月03日

リベンジを誓う!北丹沢12時間山岳耐久レース

会場近くに前泊をして、準備万端で挑んだ全長44kmの北丹沢12時間山岳耐久レース。結果は第2関門(29.42km地点)タイムアウトという残念な結果に終わってしまいました。

第1関門(18.59km地点)をクリアして第2関門へ向かう途中、完走できるかも・・・と思ったのですが甘かった。後で他の方に聞いたら、第1関門の制限時間(スタートから4時間30分)よりかなり前にクリアしないと第2関門も難しい、とのことでした。

ちなみに第1関門を通過したのはスタートから4時間10分、第2関門に間に合わなかった時間は約3分。かなりくやしいです。中にはたった2秒、間に合わなかったなんて人も。渋滞もありましたが、これがレースですね。それも含めて実力ですね。

来年、リベンジをして必ず完走することを誓ったのでした。
(鍛え方がまったく足りんね!)  


Posted by キタキタ at 22:18マラソン大会・トレイル

2011年06月27日

箱根プチトレイルラン!湯坂路(鎌倉古道)

週末日曜日に行ってきました。
箱根湯本駅すぐの湯坂路・入口から登り、浅間山、鷹巣山を往復するコースです。所要時間はランナーの方で往復3時間ほどでしょうか。行きは緩やかな登り、帰りはジェットコースターのような下りです!(ハイカーの方々に注意して) 特に秋冬は枯れ草が刈り込まれ、非常に見通しがよい道です。うちの子どもたちも小学1年生のときに連れて行き、すごい勢いで下ってました。


箱根湯本駅をスタートです。天候は曇りときどき雨。


駅前の道、国道1号線を約300メートルほど登ると左手に入口があります。(写真向こうから手前に向かって進んできます)


しばらくはガレた道・・・薄暗い木陰の中を進みます。


そして石畳の道が続きます。
小雨が降って濡れているので大変すべりやすくなっています。下りは慎重に。中にはほんとによくすべる岩があってズルッといくことが何度か


お次は木の根っこ。
これも登りはいいのですが、下りでは勢いもついてつまづいたり、ひっかかったりするので要注意です。


草がうっそうと生い茂る細い道。
こういうところはクモの巣が顔にひっかかって嫌なのですが、今日は先客がいたのでしょう、切れた後がちらほら・・ちょっとありがたい。


浅間山まで50分の表示。


ゆるやかな登りが続きます。健脚な方は走って登れるでしょう。


ここまで来ると急に空の視界が開けます。山頂はもうすぐそこ。


浅間山山頂に到着。
ハイキングにはばっちりのロケーションです。ここからさらに進んで隣の鷹巣山へ向かいます。(すぐですヨ)


両脇にアジサイがたくさん植えられているのですが、今年は開花はまだのようでした。写真はヤマアジサイかツルアジサイでしょうか。


一か所、急坂を登ります。


ヒャッホーな道の先・・・


鷹巣山に到着。
天気がいい日はここもハイカーの方々で賑わいますよ。(国道・バス停からも近いです)


もう少し先に行くと、反対側の湯坂路入口にでます。
いいなーこの広々とした道。


国道1号線、湯坂路入口にでてきました。(ここまでバスでもこれますよ)
ここからは来た道を戻ります。ヒャッホーな下りの連続。比較的安全なトレイルですが、飛ばしすぎて制御できなくならないよう十分注意しましょう。


山を降りたら、温泉。箱根は最高~。




今回のランは、次の日曜にせまった北丹沢のレースの準備のためでした。特に持ち物のテストですね。リュックには水を2リットル入れて重さを確かめました。今まで1リットル以上積んだことがなかったので。走ってみると腰のあたりにリュックが強くあたり、こすれて痛くなりました。

あと下りでで爪をいためることが多いので、靴ひもを強めにしばると、かかとが靴ずれになったり・・・。試してみてわかることってたくさんありますね。

はあ~、当日まで1週間きったぞ。プレッシャーに弱い私ですが、なんとか覚悟は決めました。緊張するので、心静かに待とうと思います。  


Posted by キタキタ at 20:44トレイルランニング

2011年06月23日

ランナーの爪

芸能人は歯が命・・
そんなコマーシャルを思い出しました。(知ってる人はそこそこお年?)

ランナーは爪が命!
そんな風に思う出来事が・・・。

先日の、ヤマビル絶叫マラニックで、足の爪を傷めてしまいました。
原因は、ヤマビルが靴の中に入り込んでいないか気になって、靴ひもをちゃんとしめずにいたせいかと。トレランはただでさえ激しい足の動きで、つま先を傷めやすいですからね。

傷めた爪はというと、まあ大したことはなく、少し休めておけばよくなるか・・・・
と思っていたのに翌日、サンダル履きで、こともあろうか傷めた爪でレンガにつまづき、
「×××××~!!!」
見事にカパッと開いちゃいました・・イタタタタ。

やっちゃった~、やばい、やばいぞ~!
レースの2週間前だぞ。

最近なんか変だな~
少し前にもマラソン倶楽部でのマラニック前日に、ショッピングカートに足の小指をぶつけ爪を割ったし、この間はヒルまみれになるし、今回はまた足の爪・・・ついてないな~・・・いや、足になんか悪いもんがついてるんじゃないか。
とりあえずレース前に必勝祈願を兼ねてお参りに行くか。

1日2日しても痛みがとれないので昨日、形成外科へ。(お参りの前にまず病院だよね)
はがした方が早く治るならはがしてもらおう! と、内心びびりながらも考えていたのですが、先生に診てもらうときには痛みもやわらぎ、回復にむかってるとのことで、なにもせずに終わりました。

爪は浮いていますが、中の方からくっついてきてるそうです。
絆創膏か、肌色テープを爪の上からつけておくだけで、ぐらつかず症状もよくなるとか。あと濡らしたりしない方がいいのかな、と思っていたのですが、バイキンの害もあるので逆にお風呂でちゃんと足を洗ってキレイにした方がいいそうです。

実際、まだ少し痛みがあり、走るには無理がありそう。しかも爪がカパカパして踏ん張りがきかなさそう。週末ぐらいからは少しずつ走りはじめられるかな。
7月3日の北丹沢のレースまであと10日・・・

だったらその間に腹筋とかやったら? と、心の中で誰かが言ってますが無視してます・・・
こんな怠け者がどこまで走れるのか・・  


Posted by キタキタ at 18:28その他

2011年06月19日

山蛭(ヒル)まみれ!雨上がりの丹沢

なんでこんな日に丹沢に、山ヒル注意なんて書かれてるところにトレラン(トレイルランニング)に行くかな~、俺。

ほんとにバカだと思いました。山ヒル対策もしないで、走ってれば大丈夫だろう、靴についたりしたら振りはらえばいいだろう・・・なんて思っていたのです。


スタート地点は神奈川県・宮ヶ瀬湖の少し南、土山峠。
本厚木駅からバスで宮ヶ瀬湖行きに乗り約40分。目的地まで、買ったばかりの防水デジカメの説明書を読んだり、地図を見たり。土山峠から辺室山~三峰山~大山~浅間山を通り、鶴巻温泉がゴール。

ここを走るのは2回目。前回は11月中頃に来ました。そのときはここで降りた人が5,6人はいたかな。今回は誰もいません。貸切か~と、ほんのり笑みが。

黄色い看板、おー、熊に注意の看板が新しくなっている。清川村付近では昨年も熊の目撃情報等がニュースになってましたからね。



ちゃんと熊鈴を装備してますよ。

天気は小雨が降ったり止んだり。防水デジカメだから大丈夫だよ・・・そんなことを思いながら、登山口に丁寧に置いてある「蛭よけ」の薬品を無視して入って行きました。ゴールの鶴巻温泉を楽しみにして。


先の方の視界は悪く、なんか西洋の怖~い映画のよう。静かに進んでたら熊ともはちあわせそう。

しかし、このとき、すでに別のものがじわじわと・・・

くるぶしあたりに チクッ あれ?
靴下をめくってみると、あーっ!咬まれてる~。これが山ヒル? 思ったより小さいのでこんなものか・・・と。振りはらうと血がジュルッ。
このあたりはヒルに注意って地図にも載ってるしな。まあ、先を急ごう。

少し行くと、今度はひざの裏にチクッ、えっ?
見るとゲイター(ふくらはぎ用のタイツ)をよじのぼったのか、3匹も咬んでいる。また血がジュルッ。少し後悔の念が・・来た道をもどって薬品を塗りに帰った方がいいか・・・いや、このヒルが出るってところを急いで抜けたほうがいいか・・。よし、急ごう。
辺室山で写真を撮るつもりが、いつの間にか過ぎていました。



また少し行くと、あれ?あれ?あれ? なんだか靴にどんどんよじのぼってくる・・・ヒル、ヒル、ヒル。やばい~!! あわてて小さな切り株の上にのって払い落しました。

どうしよう、とりあえず物見峠まで行こうか。急げば数分で行けるし。
途中、小さなヒルがクネクネと数匹。靴に咬みついて離れないので仕方なく汗をふくために持っていたハンドタオルで バシッ!バシツ!

地面を見ると、土の中からニョッキリとヒルが出てきて「こんにちは」? いや、「いただきます」って言った? ニョッキニョッキとシャクトリムシを硬直させたような、くの字型で近づいてきた! やばいやばい。またあわてて切り株に待避。まさか靴の中に入ってないだろうなーと靴を脱いでみると、「なんでお前は靴の中にいる?」 


なんとか物見峠まで来た。
台の上でしばらく考えた、というか、もうかなり戦意喪失。鶴巻温泉付近でもヒルに咬まれてる人がいたのを思いだし、絶対無理だ。



台の上で、靴の裏から這い上がってきたのか、また1匹姿を見せた。これは子どもか、ほとんどがこのサイズだった・・・ここまでは。


あれ? この紐を通すところに・・・


めくってみると、ニョロ~・・

早く一番近いところから降りよう。物見峠から一番近い下山口は、煤ヶ谷(すすがや)のようだ。地図には “ヒルに注意” もう十分ヒルは見たよ、血も吸われたよ。ここからならずっと下りみたいだ。走っていけばなんとかなるか・・。(←甘い、甘い、甘いんだよ~)

よし、行こう!!! 気合いを入れてダッシュ~~
で、100メートルほど進んでちょっと気になって靴を見ると・・・
ギ、ギエ~~~ッ!!!
ひい、ふう、みい・・・ いや、二、四、六・・・ いや、四の八の・・あーわからん! 片足だけですでに十数匹!!! しかもでかいのも混じってる!  もっていたハンドタオルでバシッ!バシッ!バシバシバシッ!!! ふと地面を見ると、えっ?えっ?えっ?
ニョキニョキニョキ~ あたり一面からヒルが湧き出してきた!

こ、これはホラー映画? 思いだしたのは “もののけ姫” “風の谷のナウシカ” 高橋留美子の “笑う標的”

す、すさまじい数だ~!!
100メートルほど走っては払い落し、また100メートル走っては払い落しの繰り返し。崩落してるところが何か所もあり危険。倒れこんだらそれこそ全身ヒルまみれだ。

途中、木の台があり待避。昔遊んだ鬼ごっこ、高い所に登ったらセーフ、みたいなのを思いだした。でもこれはかなりリアルだ。
ヒルまみれの写真は撮る間もなく、また後で振り返るのも嫌だと思い撮ってません。


ヒルは人や動物が口から吐く二酸化炭素を感じて土中からでてくるのだとか、テレビで見た。
再現してみようと、台の上にしゃがんで地面に ふ~っと息を吹きかけると、と、と~??? ニョキニョキニョキ~~ うお~っテレビでみたのと同じ。あれって外国じゃなかったんだ、こんな近く、いや目の前の現実だとは。
これってあれですよ、女性が鼻の頭になんか貼って皮脂をとるってやつ。白い皮脂がびっしり、みたいな。まさしくそんな光景。

中には大きな奴がまたシャクトリムシのような歩みでどんどん近づいてくる。しかも一歩がでかい! これまた子どものときに遊んだ、グーリーコ!を思いだした。 さしずめ、さっきゲイターの上まで登ってきたやつらは “チ・ヨ・コ・レ・イ・ト” だったのか・・。


煤ヶ谷まであと2.2キロ。トレイルの2.2キロは長いぞ~。
もうこの後はひたすら走ってはヒルを払い落し、走っては・・・の繰り返し。止まると硬そうな地面だろうが岩場だろうが、出てくる出てくる。あー、もう絶対来ないぞ、絶対来ないぞ。


アスファルトを踏んだ時はほんとにホッとしました。
登山口で老夫婦が「ヒルがすごかったでしょう?」と声をかけてくれました。
少し前に足が血だらけになった親子が降りてきたそうです。 かなりかわいそうな状態だったとか。
こ、この道をハイキングで降りてきた? 恐ろしい・・・
今日みたいな雨上がりの日は、ヒルは特に活発になるそうです。私は一人でよかった。子どもはかわいそ過ぎるよ。

山中は6キロほど、このあとせっかくなので茅ケ崎の自宅までゆっくり走って帰りました。合計32キロほど。

自宅に帰っても絨毯の上、布団の上・・・どこからともなくヒルがわいてくるような錯覚が。
大変勉強になりました。





6月21日 追記

物見峠~煤ヶ谷間は、絶好の絶叫区間であるが、崩落してる場所があるので要注意。  


Posted by キタキタ at 10:49トレイルランニング

2011年06月14日

大会前の武者頭痛?

い、痛たたたた・・今朝起きると頭痛が~。

こ、これはもしかして・・
たぶん、病気ではありません。
プレッシャーの高い大会を前にして、体が(特に脳が)出場拒否を促してるようです。

以前、伊豆大島一周マラソンにでたときもこんなことが。
その大会前日は、楽しく島観光をするはずが、ずっと頭痛。坂道がきついコース、という話にびびってたからではないかと。まさしくそのときと同じ。

その頭痛の原因となる次なる大会は “北丹沢12時間山岳耐久レース”

開催日は7月3日、まだ先なのにもうこんなに緊張してしまっている。
ん~実力も乏しいのに、刺激がほしくてエントリーしてしまいました。
でも結構楽しみにしてます。
緊張とその間でゆらゆら揺れて、なんかおもしろいです。

この頭痛、武者ぶるいならぬ、武者頭痛ってやつでしょうか。
そういえば、いつかのランナーズ(雑誌)に脳をうまくコントロールしよう! みたいな記事が載ってたな。体が無理なことを回避しようと体調を悪く感じさせたりするのだとか・・・。
バックナンバーを探して読んでみようっと。  


Posted by キタキタ at 12:33その他

2011年06月11日

第2回富士忍野高原トレイルレース すべるるる~

6月5日、忍野高原トレイルレースに夫婦そろって参加してきました。

いや~きつかった!
私はロングの31キロ、妻はショートの14キロ。毎度のことながら大会ホームページのきれいな風景にワクワクして、安易にエントリーボタンをポチッ、とした次第です。


会場は山梨県の忍野中学校。
2グループに分かれてのウエーブスタートです。7時30分、第一グループがスタートしました。
パンパンッ!!と花火が上がって盛り上がります。雰囲気いいぞ~この大会。


10分後の7時40分、第2ウエーブで私もスタートです。ほぼ最後尾。


無理をしないで後ろからぼちぼち行く作戦です。前回、東丹沢のトレイルレースにでたときは、足がパンパンになって思うように足が動かなくなりましたから。


スタートから3キロぐらい。
早速大会ホームページにも載っていた景色が現れました。高原って感じがしますよ。ただ先日の台風の影響で、トレイルはいたるところ大きく陥没してました。


後ろを振り返ると・・・惜しい~、富士山がかすんでいる。
会場が見降ろせました。


その後すぐに渋滞。
狭いうえに岩場や大変すべりやすいところが続出。まだ3,4キロのところで1時間後のショートの部、スタートの号砲が鳴り、花火がパンパンと打ちあがりました。渋滞中の皆で拍手で応援!

このあたり、血を吸うやっかいな虫、ブヨがたくさんいました。私の前の人が、露出したくるぶしあたりを何匹にも吸われてました。そのおかげで私は助かったような・・・


一つ目の山頂到着。


10キロぐらいまではとにかく滑りやすいところばかり。
岩場も木の根もツルツル滑ります。ロープを持ってるのにズルッズル! 気をつけて~と注意を促しながら次々とすべる。おしりが汚れた方がたくさんいました。私は滑ったひょうしに岩場で足をぶつけました。幸いかすり傷ですみました。

11キロくらいで時計を見ると、すでに3時間経過。けっこう危ないところが多かったので急がず、マラニック気分で行くことにしました。


極上のシングルトラックが続きます。


登って登って、いい景色が期待できそう・・・


山中湖が一望。
もうなんて山かは全く気にしてませんでした・・・


のどかな風景が楽しめます。


各エイドのスタッフさん達、たくさんある分岐点で案内をするスタッフさん達、消防団と思われるたくさんの方々・・いったい何人いるの?と思うくらい大勢のスタッフでした。しかも皆さん盛り上げようという意気込みが素晴らしい!ランネットの大会100選にも選ばれたそうですよ。


一度山を下りて、こんな農道も走ります。これまたのどかな風景でした。


終盤、ふたたびトレイルへ。
かなりへばってますが、こんな時は、少し走って歩いての繰り返し作戦。このあたりはショートの部も走ったようです。先の農道と、林道っぽいところだけで、景色を楽しんだりするところはなかったそうです。


最後の登りだったかと・・。

この後、ふもとまでずーっと下って平地へ。きついきついと思いながらも最後は気持ちよく走ってゴールできました。今回はイーブンペース、イーブンペースと思いながら走り、最後まで体力がもったからかと。途中、ビュンビュン抜いてった人たちにも後半また会えましたし。

ショートに参加した妻はずっと前にゴールして待ちくたびれてました。
ちなみに妻の順位、年台別の部16位! すげー、順位だけ見たらめっちゃ早そう。


ゴール後は定番の豚汁!と、おそばのお土産。


民家の庭先や沿道に菖蒲がいたるところに咲いていました。


参加賞は、速乾性(たぶん・・)の長袖Tシャツ。
これはいい! 大会に参加するたびにTシャツ(しかもロクでもないプリント)はいらないと思ってたけど、長袖はほしい!お金かかってるな~袖にまでプリントが入ってますよ。

走った走った、遊んだ遊んだ、大変充実した一日でした。
でももっと楽しく走るには、まだまだ鍛えないといかんな~と毎度のことながら思うのでした。

  


Posted by キタキタ at 00:35マラソン大会・トレイル